あの日から一年。
「日常」が「非日常」となってしまったあの日。 この一年で街は少しずつ復興へと向かっています。 でも心に負った傷というものは簡単に癒えるものではなく… パソコンみたく「消したいもの」をゴミ箱にポイっと出来たらどんなにラクだろうか? ・・・何度そう思ったことだろう。 住む家があり、元気な家族がいて、何一つ不自由のない暮らしをしているわたしの心にも 小さな小さな穴があいているようで、ヒューヒューと冷たいすきま風が吹いている。 「日常」を過ごす事への罪悪感が未だある。 ときどきふと不安になる。 「大丈夫だよ、思いっきり笑っていいんだよ。」と自分に言い聞かせ、気を紛らわせるために作業に打ち込む。 被災していないわたしがこんなに弱気でいることが「申し訳なさ」に拍車をかける。 それでも「やれることをやればいいんだ」とまた自分に言い聞かせる。 あんなことが起きたら不安になるのも当たり前。 忘れてはいけない記憶なんだ。 でもね、自分の気持ちをムリに抑え込んだり、責めたりするのはもうやめて目の前の現実と向き合うことにした。 ごめんなさい、今のわたしにはこれしかできません。 でも今できることをやります。 「命あること」に感謝して、しっかり生きていきます。 これが今、わたしの「たいせつなこと」。 2012.3.11 にほんブログ村
by otoboke-momo
| 2012-03-11 07:43
| 日々のこと
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